こんにちは。筆者のごりママです。
軽度知能障害を伴うASDとADHDの5歳息子の母。
中学生の頃から生きづらさを感じながら過ごし、23歳の頃HSPの本を読み自身がHSPであると自覚する。
妹が大人になってからADHDと診断されたため、自身の発達障害も疑い始める。(発達障害において精神科受診と診断はなし。)
息子を出産後、子育てに悩みチャイルドマインダー資格を取得する。
息子が3歳児検診の時に発達障害の疑いを指摘されたため初めて児童精神科に受診すると発達障害と診断を受ける。愛護手帳を受給する。
息子が発達障害だと知り、子ども発達障害支援アドバイザーを取得する。
幼稚園で息子に加配の先生をつけてもらい、週2回児童発達支援施設(療育)に通う。
ママ友の子育て相談をしているうちにカウンセラーに興味を持つようになり
心理カウンセラー資格を取得する。
現在はチャイルドカウンセラー資格を勉強中、
今後キャリアコンサルタント資格取得に向けて受講予定。
この記事では、カサンドラ症候群について、わかりやすく解説します。
カサンドラ症候群について詳しく知っている人は、多くいないのではないでしょうか。名前は聞いた事あるけど、あまり詳しくない、という人は、この記事を読んで、カサンドラ症候群についてぜひ理解を深めてくださいね!
ASDの人が家庭にいるすべての人が関係する、カサンドラ症候群についてお伝えします。
下記リンクに記載した記事では、ASD(発達障害のひとつ)についてまとめているので、カサンドラ症候群について、詳しく理解したい方は合わせてチェックしてみてください。
カサンドラ症候群とは?
カサンドラ症候群は、カサンドラ情動剥奪障害とも呼ばれていて、ASD(自閉スペクトラム障害)の人と、相互的に気持ちの理解ができず、そのパートナーの身体や精神に症状が出てしまう事です。
カサンドラは、正式な診断名ではありません。
カサンドラ症候群の症状
- 抑うつ
- 無気力
- 頭痛
- パニック障害
- 体重増加や減少
- 自己評価の低下 など
カサンドラ症候群の主な特徴
- 相手と相互的な関係が築けず生じている
- 心身に症状が出ている
- 相手との問題が周りの人に理解してもらえない
この3つがカサンドラ症候群の特徴です。
カサンドラの特徴について
カサンドラ症候群の特徴を詳しく解説します。
相互的な関係が築けず生じる
ASDを持つ人は、目に見えない感情が理解しづらく、パートナーの感情を読み取ることが難しいと言われています。相手が傷つく発言をしてしまっても、傷ついている事に気づいていない事が多く、それが理由で相手を苦しめてしまうのです。
ASDの人とそのパートナーが親密な関わりができていない事が原因で生じてしまうのです。両者が会話を通して、お互いに感情のすり合わせがうまく出来る事で、カサンドラ症候群を防ぐ事が出来ます。
心身に症状が出る
主な症状についてはすでに説明しましたが、カサンドラ症候群が起因する事は他にも様々あります。抑うつによって、物事に集中出来ない、身の回りの片付けができない、出掛けられない、など生活に影響します。
これらの症状が、ASD当事者から、二次障害としてパートナーにも現れてしまうのです。
周りの人から問題を理解してもらえない
カサンドラに悩んだ人が周囲の人に相談しても、「大袈裟だよ、よくある事だよ」と片付けられてしまい、問題自体を理解してもらえない事があります。ASDの人が普段外面が良く、周囲の人から問題の重大さを理解してもらえず、相談した人の問題で片付けられてしまうのです。
そのことが原因で、カサンドラに悩む人は自身を失ってしまう事があります。
この記事のまとめ
この記事では、カサンドラ症候群について、ASDの家族を持つ人に生じやすい問題である事を説明しました。ASDの人が、コミュニケーションや交流の中で、相手の感情を理解しづらい事から、悪気なく言った発言によって、知らぬ間に家族やパートナーを傷付けてしまうのです。
カサンドラ症候群にならないようにするには、相互的に気持ちを理解する事が大切です。そのためには、親密な交流や会話が必要です。
カサンドラ症候群は、家族、パートナー間での交流の薄れと感情の無理解が相まって起こる問題なのです。
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