HSPの子どもにどう接したらいい?人一倍繊細で大変な子育てには〇〇が重要!

筆者

こんにちは、筆者のうっちぃです。

今回の記事では、HSPの子どもにどう接したらいいのか、解説します。

「子どもがHSPかもしれないが、どう接すればいいのかわからない...」

お子さんがHSPならば、一般的な育児よりも手がかかり、保護者の方は苦労している事でしょう。

親がHSPだと気質が遺伝し、子どももHSPの可能性があります。生きづらさを感じてきた親は、子どもの気持ちを共感できるのではないでしょうか?繊細な子どもに対して、どう向き合うべきなのか、解説します。

HSPのお子さんに困っている保護者の方は、必見です。

この記事の目次

HSCとは?

HSPの子どもの事をHSCと呼びます。

HSCとは、ハイリーセンシティブチャイルドの略で、人一倍繊細な子どもの事を言い、HSPは大人、HSCは子どもです。

HSCは親の遺伝のせい?

HSPは生まれ持った気質で、HSPの親から遺伝する確率は50%と言われています。つまり、親が刺激に敏感でも、それは必ずしも子どもに影響するわけではないという事です。

また、育て方が影響してHSCになるのではなく、生まれる前から備わる先天的な個性の事です。

HSCの特徴とは

HSCの特徴には、些細な刺激に敏感であったり、なかなか眠りにつかない、少しのことに驚く、身に付けている衣類が気になる、といった特徴があります。

・乳児の時は、寝たと思って親が少し離れると起きてしまう

・服のタグが気になる

・部屋の明るさや人の話し声が気になって寝れない

・人が気にならない些細な物音にもびっくりする

HSCの特徴にはHSPと同じ特徴があり、幼少期の頃から他の人よりも周りの刺激に振り回されて疲れやすいと言えます。

HSCにどう接したらいいの?

無償の愛情を注いであげる

HSCの子どもは、感受性が高くて感情が高まりやすいので、沢山の愛情を注いであげましょう。

寂しい、悲しい、と悲観的になってしまうと拗ねてしまいやすいので、子どもの前で兄弟ばかり可愛がったり、他の友達を構ったり、別の物事に熱中してしまうと、子どもは寂しくて構ってもらおうとします。振り向いてもらおうと問題行動をして注目を引こうとする事もあります。そんな時は、子どもの自己肯定感を下げる発言をして注意するのではなく、「〇〇が大好きだよ。あなたはかけがえのない大切な存在だよ。」と安心させてあげましょう。問題行動に対しては、「寂しくて〇〇しちゃったんだね。不安にさせてごめんね。」と共感した上で、「物を投げてはいけないよ、人が悲しむことは言わないようにしようね。」と伝えるようにしましょう。

共感してあげる

子どもとその親がお互いにHSP気質である場合、人には理解してもらえない事も親には理解してもらえて、もっとも信頼できて、必要不可欠な存在となっているでしょう。周囲の人から見て子どもが悪い状況にあると、子どもは色んな人から注意されて自分を責めてしまいますが、親が子どもの目線に立って、気持ちに寄り添う事ができた場合には、子どもは一方的に責められる事なく、自信を無くさないで済むでしょう。

安心感を与えてあげる

みんなと同じ事がうまく出来なかった子どもに対して、「出来なくてもいいんだよ。」「出来なかったとしても、そのままのあなたで大丈夫だよ。」と子どもを肯定してあげましょう。安心しながら苦手な事にも挑戦していく事が出来ます。

出来ない事を怒られた子どもは、常に親の顔色を伺い、緊張してしまうので、どんな子どもであっても否定してはいけません。安心感を与えてあげる事で、「今の自分でもいいんだ。」と自分を認める事が出来ます。

嫌いな事を理解して避ける

子どもが嫌いな事はなるべく避けましょう。ただし、親の独断であれやこれや予定をキャンセルしたりするのもやめましょう。子どもが嫌いな事を見極めて決める事が大切です。他の子にはない敏感な感覚を持っているHSCの子どもは、他の子が出来る事でも苦手に感じる事があるため、「全ての事を、他の子と一緒に進めていこうとしなくていいんだ。」と理解しましょう。

子どもが出来ない事を無理に押し付けず、子どもの自尊心を失わないように心がけてください。

過保護には注意する

HSPの親は子どもの気持ちを汲み取る事が得意ですが、子どもの気持ちを優先しすぎるあまり、周りの気持ちを蔑ろにして過保護になってしまうのです。状況を客観視して、公正な立場になって考える事も大切であり、子どもが悪い事をした時は、「それをしたら〇〇くんは悲しむだろうね。」と指摘する事も忘れないでください。正しい状況が分かっていないのに自分勝手に物事を決めつけないようにしましょう。

親が、子どもの全てに介入してしまうと、子どもが成長する段階で培っていく、人との関係作りや自分という個性を形成出来なくなってしまうのです。また、子どもはなんでも親に頼りすぎて自立出来なくなってしまうので、親は子どもに寄り添う時と介入しない時の区別は見極めが大切なのです。

この記事のまとめ

この記事では、HSPの子ども(=HSC)を育児する上で、どのように接していけばいいのか、という疑問に対して、子どもが必要とする成長を見守りながら、正しく子どもの気持ちに寄り添う事が大切であると解説しました。

子どもに大きな期待をしすぎて、無理をさせすぎたり、出来ない子どもを否定したりして、子どもの自尊心を低くしてしまうのはやめましょう。子どもがのびのびと成長していけるように、親は正しい理解を身につける事が重要なのです。

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著者プロフィール

HSS型HSPでカウンセラーのうっちぃです。
心理学が大好きです。
子供発達障害支援アドバイザーを学び、取得した資格を活かしてブログ記事を発信しています。

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