こんにちは!ごりママです。
みなさんは、解離性同一性障害とは、何か知っていますか?
解離性同一性障害は聞き慣れない言葉なので、よく分からないという方は多いのではないかと思います。
この記事では、解離性同一性障害の意味とその特徴について解説していきます。
解離性同一性障害のいとこがいる私が、実際に見た、聞いた内容をお伝えします。
解離性同一性障害とは
解離性同一症とも呼ばれます。
解離性同一性障害は、いわゆる二重人格や多重人格の正式名称のことを言います。
解離性同一性障害とは、強いストレスやトラウマから自分を守ろうとして、一人の人間に二つ以上の別人格が交互に表れるようになり、本来の自分自身を見失ってしまう精神疾患です。
解離性同一性障害のいとこは、主人格と二つの別人格があって、状況によって人格が変わります。
特徴について
解離性人格障害、いわゆる多重人格と診断される人には、どんな特徴があるのでしょうか。
主な症状と人からみた様子について解説していきましょう。
主な症状
意識や記憶は本来1つにまとまっていますが、何かの原因によって、まとまりがなくなり、記憶の一部がなくなったり、自分ではないと感じたり、自分を制御できなくなってしまうのです。
このように意識や記憶が薄くなり、自己同一性が曖昧になってしまう状態を「解離」といいます。
解離性同一性障害は、解離性障害の中の一つで、他には、離人症性障害、解離性健忘、解離性遁走などがあります。
解離性同一性障害の人には複数の人格があるため、自分一人の身体を複数の人格でコントロールしていることになります。
解離性同一性障害になる原因
解離性同一性障害は、さまざまな要因が重なって解離を引き起こしていると言われており、ストレスやトラウマが深く関係していると考えられています。
癒えずに抱えているトラウマや過度なストレスによって、自分の意識を切り離して、自分の身を守ろうとした反動で生じます。
幼い時から思春期までのトラウマや、日々のストレスから逃れようとして、架空の人物像を作り出します。
この解離性同一性障害は、霊が取り憑いて起こる心霊現象のような事ではなく、ストレスやトラウマによって自分自身で別人格を生み出してしまい起こります。
解離は、ストレスから身を守るために起こる反応とされていますが、ストレスを受け続けることで解離が習慣化し、解離性障害になってしまうのです。
いとこは思春期までに、いじめに遭ったり、日常的に家庭内トラブルを目の当たりにしたり、両親の離婚を経験したり、身近な存在に頼れる人がいないストレスから、解離性同一性障害になってしまったのではないかと思います。
別人格の特徴
解離性同一性障害が生み出す新たな人格は、攻撃的な人格、穏やかな人格など、持っている人格には人それぞれ違います。
世界には多種多様、さまざま性格の人間がいるように、解離性同一性障害によって構成された人格も十人十色、特徴が異なるので、本人や周りの人の対応には、慎重に行う必要があります。
新たな人格は、本人の年齢、性別、家族構成等とも異なる場合があります。
(従兄弟の一例)
◆主人格
◇別人格
◇別人格
上記のように、本人が持つ主人格とは共通点がない人格が表れることがあります。
変化のタイミングとは
人格が変わる瞬間にはどんな状況なのでしょうか。
ここで説明するのは、実際に私が目の当たりにした状況になります。
解離性同一性障害の一例を紹介します。
てんかん発作が起きた時
いとこは元々てんかん持ちで薬を服用していたのですが、服用を忘れてしまった時の事でした。
てんかん発作の痙攣の後ぐったりしていたのですが、普段とは違い言葉が乱暴なので、名前を尋ねると、「K(別人格の名前)」と名乗りました。
しばらくして、はっ!と我に返ったいとこは、「何かあったの?」と痙攣が起きた事さえ覚えていませんでした。
ぼーっとしている時
いつも活発ないとこが、ぼーっとしており、名前を呼んでも全然反応してくれなかったのです。
その時は周りが声を掛ける事で、別人格は表れませんでしたが、一人でぼーっとしている時は解離しやすいそうです。
まとめ
解離性同一性障害は、解離性障害のうちの一つであり、自分の意識から解離してしまう状態のことです。本来ならば、人間には一つの人格しか存在しませんが、解離性同一性障害の場合、二つ以上の人格が存在します。
別人格が表れることで、自身の意思で自分自体をコントロールできなくなってしまう、精神障害の一つです。
過度なストレスやトラウマによって解離性同一性障害が引き起こされるため、症状に合わせて適切な対応が必要とされています。
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